■ 仮面 |
・ミルク(弥勒)神(上左2枚)です。
・T字に鼻が簡略化されるのは、アンガマ(上右2枚)やパーントゥの面に似てます。
・歯が前歯だけになっているのは、沖縄では「道化は出っ歯」という共通のイメージがあるのでしょう。
・沖縄人は南方系で出っ歯、ハゲ頭は少ないことから、渡来人のエライさんを、祭の時くらい小バカにしたかったのかもしれません。マレビト的な神のモチーフは渡来人ということでしょうか。
・耳が簡略化されてます。アンガマ・パーントゥにはすでに耳はありません。柔らかい沖縄の木で複雑な耳を作るのは保存上無理があったのでしょう。
・粘膜部分の赤を強調するのはよくありますが、目が三日月型から魚型になっているのは特徴的ですね。覗く部分の穴を大きくしたため、三日月型に出来ず、目じりを下げるだけでも、上げるだけでもしっくりこないので、2つとも入れるというデザインの工夫をしたのでしょうか。
・赤い面は何か不明です(左下)。
(蒐集館)
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